工房　「博多空」

博多海軍航空隊　工房博多空


海軍士官用の制服である海軍士官一種は、その着用すべき士官の階級を

表すのに、その袖には階級章が付いています。

現在の米海軍から大きく影響を受けたであろう海上自衛隊の袖章とは

帝国海軍の袖章は、大きく違うと言ってもいいと思います。

どちらかというと商船の制服に使われる船長、航海士などの

識別に使われる袖章に近いと思われます。

写真の袖章は、「日の丸」「蛇の目」と言われ、一本のテープを

丸めて使用するわけですが、このもともとは直線のものを、◎くするのに

少しずつ折って丸くしていくわけですが、これは、当時のテーラーでは

職人がやっていたようですが、現在では、専門の工房にやって頂くしか

方法がなく、職人さんが一日、二日かかりで完成させるものなので、

当然、単価は高くなります。

これは、当時テーラーでは、見習いの早い段階での仕事だったとか

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